スーパージオ工法

意外かもしれませんが「最新」の工法ではありません
この「置換工法」は古くからあり、法隆寺や東大寺などにも用いられています。しかも現在でもなお都庁や巨大ショッピングモールの建設時に採用されており、伝統がありなおかつ非常に信頼度の高い工法です。
そして「軽量」「高強度」「環境にやさしい」スーパージオ材を用いることでより堅固なものとなりました。

スーパージオ材が大きな力を発揮します地震時の、砂が地下水とともに噴出する「噴砂現象」により「不同沈下」が生じます。不同沈下は不均等に沈下するため、本来均等であるべき建物の荷重が特定の場所に集中します。それにより建物に非常に重大なダメージを与えます。スーパージオ工法では、雨水や地下水を取り込める「浸透地盤材」でもあるスーパージオ材に噴出した水を一時的に保水し、地震の揺れが収まると地中へ戻すため、常に地盤が安定します。
強度・耐久性・作業性にすぐれながら環境にも適応しています素材に使われているオレフィン系プラスチックは、耐酸性・耐アルカリ性に優れているほか、微生物による劣化もなく、環境ホルモンなどの問題もありません。また撤去も容易で撤去後のリサイクルが可能なやさしい資材です。
環境だけでなく経済にもやさしい土地の鑑定時には「土壌汚染」や「埋設物」の有無がチェックされます。柱状改良や鋼管杭工法は、産業廃棄物ですので、撤去費用がかさみ不動産価値を下げます。環境にやさしいスーパージオ材は土壌汚染もなく、建物解体時に部材を取り除けますのでコストが少なく済みます。